フェアトレードの役割とSDGsが掲げる17目標 その3 | 環境経営

2022年10月28日 環境経営 行政書士

説明

目標14(海の豊かさを守ろう)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。

〇フェアトレードは生産工程での排出物の流出などの環境汚染を厳しく管理するとともに、海洋のプラスチック汚染問題など環境への配慮を行う取組みである。

 

目標15(陸の豊かさも守ろう)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

〇フェアトレードは環境への取組みを含む活動である。

 

目標16(平和と公正をすべての人に)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法への各アクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。

〇フェアトレードは格差の縮小、人々の平等の権利などの達成を目指す、平和運動の一つである。

〇フェアトレードは、児童労働を含むいかなる子ども虐待に反対し、撲滅を目指す。

 

目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

〇フェアトレードは、市民、政府・自治体、消費者、生産者・企業を巻き込み、貿易を通して変化と持続可能な発展を求める貿易パートナーシップである。

 

このように、フェアトレードがSDGsが掲げる17の目標のほぼすべてに関わっていて、フェアトレードは有効なツールの1つとして重要な役割を担っていることがわかります。

 

これから2030年までに世界が取り組む最優先かつ最重要な課題と目標が「Sustainable Development Goals(略称」SDGs)持続可能な開発目標」

である事実を考えると、特に企業にとっても今後のビジネスチャンスの方向性を決めるものとして、その取り組みは非常に重要な意味を持っています。そのうえ、グローバル化が進む国際社会の中では、経済発展と社会的課題の解決を両立させていこうとする姿勢が求められています。

今後のビジネスチャンスの方向性は、SDGs の目標達成への貢献度が大きく関わってくることが想像できます。

 

 

(内閣府HP、外務省HP、Fair Trade Forum Japan HP参考)

結論

事業再構築補助金のグリーン成長枠は「グリーン成長戦略14 分野の課題の解決に資する取組」が支援されてます。ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金のグリーン枠では、「温室効果ガスの排出削減に資する革新的な製品・サービス開発又は炭素生産性向上を伴う」経営革新が支援されています。