フェアトレード飲食品とサステナビリティ | 環境経営

2022年10月03日 環境経営 行政書士

説明

持続可能な経済活動という観点から、フェアトレードについて考えます。

 

サステナビリティとは、持続可能性という意味です。

世界には、貧困や飢餓、児童労働・強制労働といった人権侵害、地球温暖化による気候変動など、深刻な課題があります。将来にわたり、人や地球環境を犠牲にすることなく持続可能な暮らしを実現するため、世界的にサステナビリティへの取り組みが求められています。

 

フェアトレードは、貿易の仕組みをより公平・公正にすることにより、特に開発途上国の小規模生産者や労働者が、自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながら、サステナブルな世界の実現を目指す取り組みです。

フェアトレードの取り組みはSDGsが掲げる17の目標のほぼすべてに関係しています。

 

「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals(略称」SDGs)」

について

2015年(平成9年)SDGs決定

2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2015年9月の国

連サミットにおいて150と超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、2016年から2030年の間に、環境・社会・経済に関する世界的課題を解決するために設定されており、17の目標と169のターゲットに分かれています。

17の目標は2030年までに目指すゴールで、169のターゲットは、それぞれの目標をいつまでにどのくらいの数値で達成するか細かく決められています。

また、地球上の「誰ひとり取り残さない」ことを誓っています。SDGsは

発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本国内でもその実施に向けて様々な整備がされています。

 

SDGsへの取り組みにおいて、フェアトレードは有効なツール

日本では、政府と経団連はSociety5.0を掲げて取り組み始めています。特に企業にとっても今後のビジネスチャンスの方向性を決めるものとして、その取り組みは非常に重要な意味を持っています。

SDGsへの取り組みにおいて、フェアトレードは有効なツールの1つとして重要な役割を担っています。フェアトレードはSDGsが掲げる17の目標のほぼすべてに関係しているのです。

結論

国際フェアトレード基準を満たした製品の認証制度があるのはご存知でしょうか?FAIRTRADE JapaneのHPに商品が紹介されていますので一度ご覧ください。