あふの環2030プロジェクト | 環境経営

2022年09月22日 環境経営 行政書士

説明

「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」(以下「あふの環プロジェクト」という。)は、2030年のSDGs達成を目指し、今だけでなく次の世代も豊かに暮らせる未来を創るべく立ち上げられたプロジェクトです。

食品や農林水産物の持続可能な生産消費は、一企業の取り組みだけで解決することは困難です。このためお互いの持つ技や強みを組み合わせながら、社会全体の取り組みとして進めていく必要があります。

「あふの環プロジェクト」では、「スペンドシフト※1~サステナブルを日常に、エシカル※2を当たり前に!~」を合言葉に、生産から消費までのステークホルダーの連携を促進し、食料や農林水産業に関わる持続的な生産消費を達成することを目指します。

※1.スペンドシフト:スペンド(消費)がシフト(移動)することの意味。お金や時間の消費の仕方が変化していくこと。現在では、経済危機、災害などにより、人々の消費、生活のパラダイムが、自分の属する地域やコミュニティーをより意識し、地域を潤し、人との絆を深めることに価値観を置いた方法に変化しているという考え方がある。

※2.エシカル:「倫理的」「道徳的」という意味の英単語です。現在では、「環境保全や社会貢献」という意味あいがつよくなっています。

 

このように、農林水産省では、持続可能な生産と消費を促進するため、消費者庁、環境省と連携し、2020年6月に「あふの環2030プロジェクト」を立ち上げ、生産側と消費者側それぞれの取り組みを促進し、互いに意識・行動を変えていくことで、新たな市場の創出を目指しています。

持続可能な生産と消費に向けて、全国各地の「食」や「農林水産業」に係る地域・生産者・事業者をつなげ、勉強会・交流会や表彰(アワード)、PR活動(サステナウィーク)を通じて広く発信しています。(令和4年4月現在152者が参加中)

※あふとは、Agriculture, Forestry and Fisheries and Foodの頭文字を取ったもの。食と農林水産業。古語では、会ふ(出会う)、和ふ(混ぜ合わせる)、餐ふ(食事のもてなしをする)と、いった意味があります。

(農林水産省 HP参考)

結論

あふの環プロジェクトの目的に賛同する企業は、プロジェクトに参画することができます。一度検討されてみてはいかがでしょうか?