健康寿命をのばそうスマート・ライフ・プロジェクト | 環境経営

2022年09月06日 環境経営 行政書士

説明

スマート・ライフ・プロジェクト(Smart Life Project)とは、

厚生労働省が行っている、国民の健康づくりをサポートするプロジェクトです。役立つ健康情報をWEBサイトなどで発信し、食事、健康、けんしん、そして禁煙の4つの柱で「健やかな国ニッポン」を目指します。

健康寿命の延伸に向け、幅広い企業連携を主体とした取り組みとして、平成23年2月に、「スマート・ライフ・プロジェクト(Smart Life Project)」を開始しました。

健康寿命の延伸に役立つ様々なコンテンツやイベントを展開しており、多くの団体が活動に参加しています。2022年7月時点では、7292団体が参加しています。参加登録すると様々な特典が得られます。

メンバー登録すると、健やかな生活を促進する活動内容をスマートライフプロジェクトのロゴやポスターをダウンロードして利用することができます。

 

「健康寿命をのばそう!アワード」

生活習慣病予防の啓発活動の奨励・普及を図るため、「健康寿命をのばそう!アワード」を創設しました。企業・団体・自治体等において、「スマート・ライフ・プロジェクト」が掲げる3つのテーマ(適度な運動・適切な食生活・禁煙)を中心に、健康増進・生活習慣病予防への貢献に資する優れた啓発・取り組み活動の奨励・普及を図ることを目的としたものです。

 

このように、「スマート・ライフ・プロジェクト」とは、「健康寿命をのばそう」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に楽しみながら健康な毎日を送ることを目標とした国民運動です。

 

「健康日本21」→「健康日本21(第二次)」までの流れ

「健康日本21」は、厚生労働大臣が定める国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として、平成12年(2000年)にスタートした運動で、正式名称は「二十一世紀における第二次国民健康づくり運動」。平成12年度から平成24年度までの12年間推進されてきた「二十一世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21)」が平成24年度末で終了となり、これを受けて、その基本方針(国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針)が見直され、7月10日に全部改正:「健康日本21(第二次)」が告示されました。改正のポイントは「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」です。

 

「健康日本21(第二次)」の概略

「健康日本21(第二次)」(平成24年)では、10年後の日本の目指す姿を「すべての国民がともに支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会」とし、次のような健康の増進に関する基本的な5つの方向が提案されました。

  • 健康寿命の延伸と健康格差の縮小
  • 生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCD(非感染症疾患)の予防)
  • 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
  • 健康を支え、守るための社会環境の整備
  • 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、歯・口腔の健康に関する生活習慣の改善及び社会環境の改善

 

健康寿命の延伸や健康格差の縮小のために、個人の生活習慣や個人を取り巻く社会環境の改善を通じて生活習慣病の発症予防・重症化予防を図るとともに、社会生活機能の低下を低減することによって生活の質の向上を図ること、また、健康のための資源(保健・医療・福祉等サービス)へのアクセスの改善や公平性の確保を図ることなどによって、結果として健康寿命の延伸や健康格差の縮小を実現しようというものです。

 

(厚生労働省HP参考)

結論

厚生労働省は「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(メンタルヘルス指針)を定め、職場におけるメンタルヘルス対策を推進しています。ご活用を検討されてみてはいかがでしょうか?