健康的なライフスタイル | 環境経営
説明
日本の高齢化が急速に進む中、生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、健康寿命の延伸が求められています。
生活する中で健康的な食品やもの、行動を意識的に選ぶことが重要です。
生活習慣病の予防
生活習慣病は、今や、健康長寿の最大の阻害要因となるだけでなく、国民医療費にも大きな影響を与えています。その多くは、不健全な生活の積み重ねによって内臓脂肪型肥満となり、これが原因となって引き起こされるものですが、これは個人が日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙を実践することによって予防することができるものです。
平均寿命と健康寿命の推移
「健康寿命の令和元年度値について」によると、男性の平均寿命81.41歳に対して、健康寿命72.68歳。女性の平均寿命87.45歳に対して、健康寿命75.38歳です。平均寿命と健康寿命の差はそれぞれ8.73年、12.07年あります。
2016年では、男性の健康寿命72.14歳、女性の健康寿命74.79歳でした。平均寿命と健康寿命の差は、男性は0.54年、女性は0.59年伸びました。
一人一人の生活の質を維持し、社会保証制度を持続可能なものとするためには、平均寿命を上回る健康寿命の延伸を実現することが必要です。
厚生労働省は、2013年度からの10年間の健康づくり計画「健康日本21(第2次)」で、健康寿命をのばすことを目指し、生活習慣病の死亡率低減や、喫煙・飲酒に関する数値目標を設定。専門委員会で進捗状況を確認しています。
平均寿命とは「0歳における平均余命」のことで、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。
平均寿命と健康寿命との差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。今後さらに平均寿命が述べたとしても、健康寿命との差が拡大すれば、不健康な期間が増大することを意味しますので、医療費や介護費の増加により家計や社会保障費に大きな影響が及びます。
健康寿命の延伸と平均寿命との差の縮小が重要
日本の高齢化が急速に進む中、国民一人一人の生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、健康寿命の延伸とともに平均寿命との差を縮小することが重要です。
そこで、国では、「健康日本21(第二次)」や「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンとする国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」「健康寿命延伸プラン」などでは、健康寿命の延伸が前面に出ていますが、もう一つの真の目的は平均寿命との差の縮小なのです。
(厚生労働省HP、生活習慣病予防のための健康情報サイト(e-ヘルスネット)参考)
結論
「スマート・ライフ・プロジェクト」に企業や団体が登録できますので、企業価値向上策の一つとして一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?