エコ建築素材・技術について | 環境経営

2022年07月30日 環境経営 行政書士

説明

―ビル、住宅はゼロエネルギーの時代へー

地球にやさしいZEBZEHの普及(環境省 ゼブポータルサイトより)

 

ZEB(ゼブ)とは

Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。

建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

 

なぜZEBが必要か?

日本は「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という長期的目標を掲げている。その目標を実現するためには、2021年10月の閣議決定された地球温暖化対策計画では、業務部門(事務所ビル、商業施設などの建物)においてエネルギー起源CO2排出量を2013年度比51%削減するといった目標が設定されており、建物でのエネルギー消費量を大きく減らすことができるZEBの普及がカーボンニュートラルの実現に向けて求められています。

 

4段階のZEBシリーズ

ZEB」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ゼブ))

省エネ(50%以上)+創エネで100%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物

 

Nearly ZEB(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ニアリーゼブ))

省エネ(50%以上)+創エネで75%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物

 

ZEB Ready(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル・レディ(ゼブ レディ))

省エネで基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物

 

ZEB Oriented(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル・オリエンテッド

(ゼブ オリエンテッド))

延べ面積10000ⅿ2以上で?エネで用途ごとに規定した一次エネルギー消費量の削減を実現し更なる省エネに向けた未評価技術(WEBPROにおいて現時点で評価されていない技術)を導入している建物

 

 

結論

2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略の成長が期待される14分野の一つに(12) 住宅・建築物(住宅・建築物産業)が設定されています。