CO2 の削減 CCUSとは | 環境経営
説明
「CCUS:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(二酸化炭素の再利用)」
火力発電所や工場などからの排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離・回収し、資源として化学製品の製造に有効利用する技術です。また、地下の安定した地層の中に貯留する技術です。
出典 環境省 地球環境局
米国では、CO2を古い油田に注入することで、油田に残った原油を圧力で押し出しつつ、CO2を地中に貯留するというCCUSが行われており、全体ではCO2削減が実現できるほか、石油の増産にもつながるとして、ビジネスになっています。
日本では、CCUSにおけるCO2の利用先についても研究が進められています。化学原料の生産に使われることが考えられているほか、ユニークなところで、太陽光エネルギーを使ってCO2を燃料に変換する藻を育て、バイオ燃料として利用しようという研究もおこなわれています。2012年から様々な実証実験を行われています。また、国際連携も進んでいます。2015年には、日米共同でCCSの共同研究開発を促進するため、協力文書が交わされ、2017年には、協力範囲をCCUSに広げることで合意されました。ビジネスベースでも協力を進めることが約束されています。
出典 大阪公立大
結論
建設キャリアアップシステム(CCUS)と略称は同じですが、本テーマのCCUSはCO2 の削減に関する事業規模の大きな話題です。