アンモニア | 環境経営

2022年07月15日 環境経営 行政書士

説明

脱炭素に資するイノベーション

 脱炭素化のためのイノベーションには、再生可能エネルギー等からのCO2フリー水素製造や燃料電池自動車等への多様な利活用、燃料アンモニア、カーボンリサイクルなどがあります。

 

次世代エネルギー「水素」

使用してもCO2を排出しない次世代のエネルギーとして期待される水素。水はもちろん、石炭やガスなど多様な資源から作ることができる点の大きな特徴であり、利点です。

 

水素社会の実現に向けた取り組み

水素の大量供給、国際的な水素取引も見据えたサプライチェーン構造、燃料電池自動車や家庭用燃料電池の導入をはじめ様々な分野における利活用を推進しています。

 

次世代エネルギー「アンモニア」

アンモニアは、水素キャリア年も活用でき、水素と比べ、既存インフラを活用することで、安価に製造・利用できることが強みです。また、アンモニアは燃焼速度が石炭に近いことから、石炭火力での利用に適しています。アンモニアには、次世代エネルギーとしての大きな可能性が秘められています。

 

燃料アンモニアの実現に向けた取り組み

日本は、火力発電設備でアンモニアを燃料として直接利用するために、世界でも唯一の技術開発を行っています。現在はアンモニアを20%混焼して、安定した燃焼とNOx(窒素酸化物)排出量の抑制に成功しました。既存の火力発電所でもこのアンモニア発電を行うことで、CO2 排出量の少ない火力発電が可能になります。

 

(出典:経済産業省HP、広報誌「日本のエネルギー」2022年2月)

結論

化学式は「NH₃」のアンモニアですが、発電や船舶燃料に活用が検討されているようです。新たにアンモニアサプライチェーンが誕生しそうです。