脱炭素経営のために排出量算定 | 環境経営

2022年06月24日 環境経営 行政書士

説明

日本は東日本大震災以降、温室効果ガスの排出量が増加

1990年度京都議定書基準年には、温室効果ガス排出量は12.74億トン、そのうちエネルギー起源CO2排出量のうち電力由来の排出量は3.48億トンでした。(環境省「総合エネルギー統計」参考)

 

2013年度に迎えたピーク

2011年3月の東日本大震災以降、温室効果ガスの排出量が増加して、2013年度には、温室効果ガス排出量は14.10億トン、そのうちエネルギー起源CO2排出量のうち電力由来の排出量は5.72億トンで、過去最高となりました。

 

ピーク後は年々減少を遂げた排出量

2013年度のピーク後、年々温室効果ガス排出量は減少しました。翌年の2014年度には、温室効果ガスの排出量は14.10億トンから13.61億トンに減少し、そのうちエネルギー起源CO2排出量のうち電力由来の排出量も5.72億トンから5.41億トンまで減少しました。その後も削減に取り組み、見事に年々減少してきています。

 

2019年度には、1990年京都議定書基準年の排出量より少ない値を達成

その結果、2019年度には、温室効果ガスの排出量は12.1億トン、そのうちエネルギー起源CO2排出量のうち電力由来の排出量は4.39億トンまで減少しました。これは、日本が1990年京都議定書基準年の排出量より少ない値を達成したことを示しています。今後も削減に向けた努力を続ける必要があります。

 

日本の温室効果ガス排出量の推移を、東日本大震災の以前(2010年度)と以後のピーク時(2013年度)、最新値(2019年度)に焦点を当てると次のようになります。

 

co2 graff

結論

温室効果ガス排出量算定方法

環境省が、温室効果ガス排出量算定方法を公表しています。温室効果ガス排出量 = 活動量 × 排出係数 こちらを参考に温室効果ガス排出量を算定するところから始められてはいかがでしょうか?