革新的な製品・サービス開発とは | 補助金

2021年11月28日 補助金 行政書士

説明

ものづくり補助金 9次分 公募要領斜め読み

一般型要件のひとつ、「革新的な製品・サービス開発」とは?

中小企業等経営強化法によると、

「経営革新」とは、事業者が新事業活動を行うことにより、その経営の相当程度の向上を図ることとなっています。

また、「新事業活動」とは、新商品の開発又は生産、新役務の開発又は提供、商品の新たな生産又は販売の方式の導入、役務の新たな提供の方式の導入、技術に関する研究開発及びその成果の利用その他の新たな事業活動のこととなっています。

簡単に要約すると、革新的な製品・サービス開発」とは、経営の向上を伴う次の何れかである。

  • 新商品の開発又は生産
  • 新役務の開発又は提供
  • 商品の新たな生産又は販売の方式の導入
  • 役務の新たな提供の方式の導入

など・・

経営向上の尺度して利用される値に、「付加価値額」があります。付加価値額とは、営業利益、人件費、減価償却費を足したものです。

新しい各種事業活動によって、企業の儲けが多くなれば経営の向上といえます。

 

儲けを多くするには?

まずは、粗利益率よい事業活動する必要があります。

粗利益率を高めるための施策は幾つかありますが、資金力が限られる企業の場合、差別化された商品やサービスを提供する方法が一般的です。

そこで、革新的で新しい各種事業活動を行う場合は、「差別化戦略」において競合他社との違いを十分に検討することが重要です。

競合他社と差が無い場合、価格競争に巻き込まれ粗利益率は低くなります。

この状態は、中小企業等経営強化法の定義から導かれる革新性が薄まると考えられます。

 

結論

補助事業で行う、新しい各種事業活動において「差別化戦略」をまずは考え、

競合他社との違いを丁寧に事業計画で説明しましょう。