技術・人文知識・国際業務か、企業内転勤か? | 在留資格(ビザ)

2020年07月22日 在留資格(ビザ) 行政書士

説明

smallicon 技術・人文知識・国際業務と企業内転勤の違い


 当初、「技術・人文知識・国際業務」での在留資格取得を相談されたが、途中から「企業内転勤」の方がいいのでは?と相談されたことがあります(理由は忘れました)。

どちらの要件も満たしていたのですが、以下の特徴をお伝えしたところ、最終的に「技術・人文知識・国際業務」で申請することになりました。

■技術・人文知識・国際業務

(不便な点)

 学歴要件や実務要件が求められる。

(便利な点)

 転職した場合でもそのままの在留資格でよい(会社からすると喜ばれないが・・)

 転勤や派遣をさせることができる。

■企業内転勤

(便利な点)

 学歴要件や実務要件が不要である。 給与支払い主体の厳格性が緩い。例えば、外国法人+日本法人の支払いで日本人と同等以上になればOK.

(不便な点)

 特定の事業所でしか勤務できない。

 外国の事業所において、該当業務での勤務実績が1年以上でなければならない。

※単純労働は両方とも認められません。

結論

学歴要件や実務要件が満たされるならば「技術・人文知識・国際業務」がいいと思います。そうでない場合、「企業内転勤」を検討してみましょう。